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新型肺炎で有名になってしまった「武漢」、ふだんはどんなところ?

B級グルメと独自のファッションセンスの街

2020/02/14
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 また、唾吐きもここでは健在だ。一応弁護しておくが、中国都市部の若者は唾を吐かず話し声も小さく一般的なマナーが身についている。40代以降のジジババならともかく、20 代のミニスカお姉ちゃんが「かーっ!」と唾を吐くのを何度も見かけた時は唖然とした。足元を見ながら歩かないと唾を踏んでしまうので、観光の際は要注意だ。

 マナー以外の点でも武漢人は特徴的で、北関東のヤンキー上がりのようなファッションセンスの男性が多い。現在 は中国全土的に韓流アイドルみたいなキレイめ男子が増えて目の保養になっているというのに、武漢はガラが悪そうな男性が街に溢れている。話しかけると優しい子達なので、単にダサいだけでグレているわけではないようだ。

見た目はガラが悪いが、気の良い少年たち。

ビジネスホテルで起きる深夜の怪奇現象

 武漢のビジネスホテルで起きた怪奇現象をお伝えしよう。ドアの隙間から紙が大量に噴き出してくるのである。それも1度ではなく2度3度、就寝中の深夜1時~2時に重みのある紙が大きな音を立てて床に落ちる。最初は心霊現象かと思って見なかったことにしたが、3度目には音で眠れない怒りから「いい加減にしろ!」と怒鳴り電気をつけた。すると、床に大量のエロ広告が散らばっていたのだ。

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武漢土産にもなるガッツリCG加工された美女のエロ広告。

 このエロ広告、よく見るとリン・チーリンやチャン・ツィイーのようにCG加工された絶世の美女だらけなので、女の私ですらじっくり眺めてしまう。中国ビジネスホテルの名物広告なので、運よく差し込まれたらぜひ土産に持って帰ろう。

 最後に、新型コロナウイルスに罹患しお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げます。事態がいち早く収束し、武漢及び中国の方々が平和な生活に戻ることを祈っております。

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