昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「日本人の人肉が一番うまい」パプアニューギニアの人食い洞窟を訪ねてみた

た! 食べないでくださいいい!

2019/06/15

genre : ライフ,

 パプアニューギニアと聞いて思いつくのは、機動戦士ガンダムのパプア級補給艦か、南国少年パプワくんといったところだろうか。第二次世界大戦時には旧日本軍が占領したこともあったが、現在では『地球の歩き方』(ダイヤモンド社)も10年前に刊行したきりで、日本ではなかなか話題に上がらない、日本語でアクセスできる情報に乏しい国である。

 オーストラリアの北に位置し、世界で2番目に大きい島であるニューギニア島の東半分と周辺の小さな島々で構成されるパプアニューギニアには、原始的な生活を送る800以上の部族が現存し、地球最後の秘境とも呼ばれている。かつては人食い族なる恐ろしい部族もいたらしい。EXILEも驚きのトライブじゃないか。今回はそんな謎多き部族達に会ってきた。

パプアニューギニアは秘境と言われる割に、東京からのアクセスはかなり良い。

 東京からパプアニューギニアの玄関口である首都ポートモレスビーへ向かう現実的なルートは、大まかに分けると以下3つ。

(1)ニューギニア航空/直行で10万円~/7時間(2019年6月現在運休中。7月より運行再開予定)
(2)フィリピン航空/マニラ中継で7万円~/13時間
(3)LCC+レガシーキャリア/マニラ・ケアンズ中継で6万円~/時間はキャリア次第

 東京から同じ距離のクアラルンプールまでLCCエアアジアを使えば往復2万円程度(セール価格)で飛べるが、パプアニューギニアにはLCCが就航しておらず、どのルートを選んでもお財布に優しくない。

 私の本業はごく普っ通~の会社員である。本業で稼いだお金をなんとかやりくりし、会社勤めをしながら年間約20回海外をふらふら放浪する生活が日常化している。そのため、1回あたりの渡航費が安いに越したことはなく、限られた予算を航空券代だけで一気に消費してしまうパプアニューギニアは旅先候補には上がらない。

 そう思っていた矢先、ニューギニア航空の旅行業割引が発表された。当時勤務先がJATA(一般社団法人日本旅行業協会)に入会しており、社員は旅行業者向けの各種割引というチート技が使えた。成田⇔ポートモレスビーの直行便に、今なら国内線ポートモレスビー⇔ゴロカもお付けして、総額なんと55,190円。レガシーキャリア+直行便+相場の半額=買っておしまいなさい、の旅行沼ルールに則りあえなく購入。

尾翼にパプアニューギニアの国鳥である極楽鳥があしらわれたエレガントなデザインのボーイング737-700型機。
機内でパプアニューギニアについて予習。ちなみに南国少年パプワくんのストーリーは、パプアニューギニアとは一切関係ない。