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「最後まで生きるつもりだった…」不明のままの家族 届いたのは7歳息子のリュック 知床観光船沈没から3カ月

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会

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世界遺産・知床を抱え、観光地として発展してきた斜里町。事故で大きなダメージを負った知床を立て直すためには、安全面での総点検が必要だと話す。

斜里町 馬場 隆 町長:
今回、安全という部分で信頼を失うようなことがありましたけれども、だからこそ二度とこういうことは起こしてはならない。安全という面は、しっかり総点検、再点検した上で、改善すべきものは改善する、精度を上げるような取り組みをやっていく必要があるのではないかなと思います。皆さんが知床に来たことも、船に乗ったことも間違いはなかったんだと堂々と誇りを思って言えるような知床にしていかなければ、(被害者に)本当に申し訳ないという思いです

 

事故発生から7月23日で3か月。捜索を毎日続けているのは海保だけになるなど、態勢は縮小している。

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「全員が見つかるまで…」帰宅待ち続ける家族の願い

一方、6月にはロシアのサハリン南部で乗客とみられる男性の遺体が見つかったことから、行方不明者の家族は捜索範囲の拡大やロシア側への捜索の働きかけを強く求めている。

 

行方不明者の家族:
海保に聞いたら、ロシアに強く協力を呼び掛けていると言うだけで、実際どの程度、力をいれて協力をしているのか全く分からない。「形だけやっています」と、どうしても思ってしまう。いま一番思うのは、捜索が打ち切られる不安があるので、全員見つかるまできちんとやってほしいと思います

早く家族に会いたい…男性は、2人の帰りを待ち続けている。

(北海道文化放送)

「最後まで生きるつもりだった…」不明のままの家族 届いたのは7歳息子のリュック 知床観光船沈没から3カ月

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