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「学校で周りを気にせずディープキス」「トイレでの性行為に盛り上がって…」17歳で留学した私が驚いた“アメリカ人の恋愛事情”

なるチャンインタビュー #2

2023/07/23
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NARUMI どの国も同じくらい課題もあれば、素晴らしい面もあるということですかね。だから、「どこに住んだら幸せ」「どこに行ったら自分らしく生きられる」とかはないのかなって。

 私も高校生の頃は「日本だと空気が読めないキャラだから、海外の方が生きやすいかも」と思っていたけど、実際はそうじゃない。自分をしっかり持っていれば、どこに住んでも幸せなんじゃないかなと思います。

 あと、「日本はもう終わっている」と言う人もいますが、そんなことはない。もちろん課題は多いですが、こんなに安全で、ご飯がおいしくて、良識を持った人たちが集まっている国は、世界的に見てもほとんどありません。

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留学中の経験やアメリカンライフの実情を発信し始めたワケ

――NARUMIさんがご自身の“アメリカンライフ”をYouTubeで発信し始めて、10年以上が経ちます。発信を始めようと思った理由はなんだったのでしょうか。

NARUMI 私が留学したときは、アメリカがどういう場所なのか、事前情報がほとんど手に入りませんでした。費用や学校の情報はわかっても、文化や環境の違いがどれだけ大変なのか、本音で教えてくれる人は少なかった。

 だったら私が自分の体験を発信して、誰かが判断に困ったときの指針になればいいんじゃないか、と思ってYouTubeを始めたんです。「自分が今いるこの状況は、普通じゃないんだ」「この人ができたなら、私にもできそう」と参考にしてもらえると嬉しいですね。

――最後に、これから留学を考えている人に向けてアドバイスをいただけますか。

NARUMI 留学したから英語が話せるようになったし、自信がついたし、パートナーにも出会えたし、今の仕事にもつながりました。それに、私が日本の良さに気づけたのは、留学を経験したから。そのくらい、留学で得られるものはたくさんあります。

 ただ、想像以上に大変なことが多いのも事実です。予想の100倍は辛いと思うくらいがちょうどいいかもしれません。でも、私みたいに我慢しすぎず、辛いことがあったら大人に相談してください。英語力に自信がなくても、今は翻訳アプリやChatGPTという便利なツールもたくさんありますから!

 

撮影=細田忠/文藝春秋

私はアメで、明日は晴れで

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なるチャン

KADOKAWA

2023年5月24日 発売

「学校で周りを気にせずディープキス」「トイレでの性行為に盛り上がって…」17歳で留学した私が驚いた“アメリカ人の恋愛事情”

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