運転手:
うちらしゃべらなくても、ドライブレコーダー見てもらえば警察の方でも分かりますから。
すると男性は、「民事不介入だからバカじゃないのお前」と運転手を“バカ呼ばわり”。
さらにはバス会社に電話をして、怒りをぶちまけたのだ。
男性:
向こう(運転手)は暴言を吐かれたと言うが、こっちは別に暴言を吐いているつもりなくて。
運転手は「電話では、いい子ぶりっこしてる」と男性の電話口での態度を指摘すると、
男性:
今、聞こえました?「電話ではいい子ぶりっこしてんですね」って、おたくの運転手さんって、こういう人たちばっかなんですか?こんなもん、頭下げれば済む話なのになんか頭下げねえし、コイツさ。「だったら他のバスで行ってください」とか、よく分からないこと言われている。選ぶのはこっちだからね、おめぇが選ぶんじゃないからな。
怒りが収まらない様子の男性。
警察官が降りるよう促すも拒否…変わらず威圧的な態度
通報から5分後、現場に警察官が到着し、事情を聞こうとバスから降りるように促すが、男性はこれを拒否。
男性:
(運転手をバスから)降ろして。俺も降りるから。
警察官:
他のお客さん…。
男性:
早く降ろせよ!
警察官にまで威圧的な態度をとる男性は、さらに…
警察官:
まずは、あなたから話を聞かないと、どういった内容か分からない。
男性:
こっち(運転手)から聞けばいいじゃん、先に。
警察官:
聞きますけど…。
男性:
じゃあ、順番関係ないじゃん。
この後、不服そうにバスを降りた男性は警察官に事情を聞かれ、次のバスに乗り換えたという。
このトラブルの影響で、高速バスには約25分の遅れが出た。
男性の言動は“カスハラ”にあたるのか?
男性の言動は“カスハラ”と言えるものなのか。この問題に詳しい弁護士に聞いた。
亀井正貴弁護士:
カスハラにあたるでしょうね。その“バカ”であるとか“じじぃ”であるというのは、侮蔑的な表現だから、そこがエスカレートすると「侮辱罪」という犯罪が成立しうる状況。
(「イット!」5月7日放送より)