2018年下半期(7月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。社会部門の第2位は、こちら!(初公開日 2018年8月3日)。
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高校野球・夏の甲子園は出場56校が出そろった。
今年は暑い。炎天下の甲子園は例年にまして「高校野球はこのままでいいのか論」も出るだろう。
甲子園で20勝している桑田真澄の「球数制限論」
スポーツ報知は7月31日の裏1面で「夏の甲子園100回記念スペシャル」と題し、桑田真澄と東大アメフト部ヘッドコーチ森清之の対談を載せた。
桑田は「球数制限」を主張する。
「タイブレークが導入されましたが、僕は有望な投手の将来を守るためには球数制限を導入すべきだと思います。」「日本は力のあるエースほど連戦連投を強いられます。」
森も「メディアは熱中症で選手が倒れたら問題視しますが、一方で『暑い中、投げきった』とか『猛練習に耐えた』と、ダブルスタンダードな部分もある」と話し、両者ともプレイヤーズ・ファーストへの転換を訴えていた。
高校時代に甲子園で20勝している桑田真澄が言うのは説得力があるなぁと思いながら紙面をめくると、
「日大鶴ケ丘・勝又、154球力尽く 救急搬送」という見出しが飛び込んできた。
えっ!? 救急搬送?