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夕刊紙やタブロイド紙が「真面目に」頑張ることに
吉田輝星5日目の1面は、
「吉田 米になる その名も輝星(かがやきほし)」(8月26日付)。
さすがに5日目には本来の東スポに戻っていたが、高校野球の現状を書いたキャンペーン紙面は読ませた。これは本当なら一般紙がやるべきことである。しかし自分が興行主であるから面倒なことは黙殺しているように見える。だから夕刊紙やタブロイド紙が「真面目に」頑張ることになる。
高校野球という物件、新聞界では取り扱いがおかしくありませんか?
◆ ◆ ◆
※追記
1月31日の朝日新聞スポーツ面に「甲子園、球児の負担軽減図る」という記事が載った。
これは、「全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)は選手の負担を減らすため、従来の大会日程を見直した」とし、決勝前にも休養日が新たに設けられるというニュース。
朝日の「解説」は、
《昨夏の甲子園大会決勝、金足農の吉田は何度も苦しげな表情を浮かべた。》
《試合を重ねるほど疲労が増すのは吉田の状態を見ても明らか。それなら4~5試合を戦ったうえで挑む決勝の前に、1日休養をとってもらうという結論に至った。》
とし、それ以外にも
《投球数や投球回数の制限は議論しなければならない問題だ。》
《ほかにも、練習試合が多すぎないか。練習中の投球数はチームとして管理されているのか。春季大会の日程や方式は現状のままでいいのか。》
と書いた。
「あわせて議論すべき課題はたくさんある。」とありますが、それなら是非とも主催社の新聞紙面で常時活発に議論してほしい。そう思いました。