この時期、SOHO事業者やフリーランスにとって大変なのが確定申告。最近ではブラウザ上で使える確定申告ソフトも増え、かつてに比べると作業の手間は省けるようになりましたが、書類を用意したり、かかった経費を個々に計算するといった準備段階では、依然として多くの工数がかかることに変わりありません。
今回は、確定申告を行うにあたって重宝する、汎用的なブラウザ拡張機能やスマホアプリを集めてみました。この原稿が掲載される3月頭の時点でこれらのツールを必要としているということは、確定申告の作業自体、かなり切羽詰まった状況にあるはず。少しでも作業を効率的に済ませるためにも、ぜひこれらのツールを試してみてください。
(1)Amazonの領収書を一気に出力 「アマゾン注文履歴フィルタ」
https://chrome.google.com/webstore/detail/jaikhcpoplnhinlglnkmihfdlbamhgig
最初に紹介するのは、Amazon.co.jpの注文履歴の中から、購入物を条件で絞り込み、領収書を一括で出力できるようにするChrome向けのブラウザ拡張機能です。
Amazonでは領収書は購入物に添付されておらず、必要に応じてオンラインで出力する必要がありますが、購入点数が多い場合、対象の購入物をピックアップするだけで一苦労です。フリーランスなどで、仕事で使う物品をいつもAmazonで購入している場合、けっこうな手間がかかります。
このブラウザ拡張機能を使えば、対象月や届け先、キーワードなどの条件で購入物を絞り込むことができ、かつそれらの領収書を一括で出力できるようになりますので、手間が大幅に軽減されます。デジタルおよびデジタル以外での絞り込みも可能ですので、電子書籍のKindleや、Amazonビデオで多数のデジタルコンテンツを購入している場合でも、絞り込みが容易です。