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キャンドゥの「100円マウス」はどのくらい使える? 分解してみた

キャンドゥの「100円マウス」はどのくらい使える? 分解してみた

ダイソーの「300円マウス」との違いは?

2019/03/15
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では300円のダイソーのマウスは使える?

 ところで、このキャンドゥの100円マウスと瓜二つと言っていいモデルが、ダイソーから発売されています。こちらは100円ではなく300円と、3倍のお値段なのですが、見た目からは分からない違いがあります。

 具体的には、遅い速度で動かしてもマウスポインタがきちんと追従するほか、透明な板や白いテーブルの上でも、まったく問題なく動作します。実はキャンドゥマウスが赤色LEDなのに対して、こちらは読み取り性能の高さで知られるBlueLEDを採用しており、それが読み取りの精度に直結しているようです。

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 成型に関しても最低限のレベルをキープしており、パッケージなどをきちんと作り込めば(開封して手に取るまではですが)そこそこの品質に見えそうなレベルです。これと比べると、キャンドゥのマウスは金型が摩耗していたり、成型時のバリがそのまま残っていたりと、かなり雑な作りです。

左がキャンドゥの100円マウス、右がダイソーの300円マウス。見た目は瓜二つです
形状こそそっくりですが、パーツの精度には差があります。例えばホイールのギザギザを見比べると、等間隔なダイソーマウス(右)に比べて、キャンドゥマウス(左)はややいびつです
底面の比較。キャンドゥマウス(左)はプラスチックにムラが目立ちます
ダイソーマウス(右)はBlueLEDを採用し、さまざまな材質のデスク上で使えます