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ですが、歯科医師国家試験では、国公立大学の合格率は流石という感じです。歯学部の偏差値は医学部には及びませんが、国公立大学ではそれなりの難易度を維持しています。国試合格率も、優秀な学生が集まっていることを反映しているのだと考えられます。
私立大歯学部17校のうち10校が平均以下
一方、私立大歯学部の平均合格率は59.0%とふるいませんでした。東京歯科大は別格の合格率でしたが、17校中全体の合格率を超えたのは7校だけ。10校が平均以下という成績です。とくに、下位の大学の合格率の低さが目につき、ワースト1位は30.2%、2位が38.3%、3位が40.1%と、10人のうち受かるのが3、4人という厳しい結果でした。
実は、予備校などによって違いますが、私立大歯学部の偏差値はいくつかの伝統校を除き、真ん中の50を切っているところが多く、中には30台という信じられない数字がついている大学もあります。偏差値だけで人を判断してはいけないかもしれませんが、歯科医師国家試験を突破できるだけの基礎的な学力が足りない学生も多いのではないでしょうか。