滝沢の楽屋でも自宅のようにくつろぐ北山
SMAPが解散し、嵐が活動休止を発表するなど、大きな転換期を迎えているジャニーズ事務所にあって、北山は、揺れるタレントたちをつなぎ合わせる“キーマン”となりつつある。
「北山はグループを超えて、事務所の中でも存在感を増しています。ジャニーズJr.のプロデュースを手がける『株式会社ジャニーズアイランド』社長の滝沢秀明(37)とも非常に仲が良い。舞台『滝沢歌舞伎』が行われていた新橋演舞場の滝沢の楽屋で、北山はよく自宅のようにくつろいでいました」(ジャニーズ事務所関係者)
「滝沢イズム」の継承者とも言われている。
「一見、天真爛漫で人の上に立つタイプには見えないのですが、後輩の面倒見がいいんです。世田谷区にある行きつけの居酒屋で、後輩のジャニーズJr.とお酒を飲む事もあります」(同前)
2016年のSMAP騒動の最中、滝沢(当時34)は、小誌記者の直撃取材にこう答えていた。
「ウチのタレントは基本、自分自身なんで。タレント本人、一人ひとりが自分の人生を決めて、自分の活動を決めて動いている事務所なので、派閥があろうがなかろうがそんなの関係なくて、自分自身がどういうふうにタレント活動していくか、自分自身をやっていくか」(2016年9月15日)
大先輩2人を押さえている北山
ただ、北山を憎からず思っているのは、滝沢だけはないという。
「Kis-My-Ft2はもともと中居正広(46)の肝煎りのグループで、彼らは今でも数多くのテレビ番組で共演していますが、特に北山は、中居の自宅を訪れて直接薫陶を受けるなど、プライベートでも交流があります。バラエティではMCを務めることも多い北山は、中居を『尊敬する先輩だ』と周囲に話しています」(同前)
結果的に、北山は今後のジャニーズの将来を背負って立つ大先輩2人を押さえているのだという。他の事務所関係者は、「今のKis-My-Ft2があるのは北山の人間力のおかげ」と語る。
「2016年末、SMAP解散などで事務所が揺れた時期がありました。SMAPのマネジャーだった “飯島派”と、現社長の“ジュリー派”に分裂し、タレント同士もギスギスしていた。飯島派だったKis-My-Ft2にとっても、事務所内の派閥争いは人ごとでは済ませられない状況でした」