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スタッフから嫌われた北山がメンバーに伝えたこと

 そこで動いたのが北山だった。

「北山は、当時のチーフマネジャーK氏に『サポートが足りない』といった不満や、今後の戦略について進言。かなり熱く訴えたようで、生意気だと煙たがられ、結局、嫌われてしまうということがあったのです」(同前)

©文藝春秋

 チーフマネジャーとの話し合いの後、情勢の悪さを察知した北山はすぐにメンバーに連絡を入れたのだという。

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「『俺のことをよく思わないスタッフから、俺に対する愚痴を聞くかもしれない。その時は俺を庇わず、スタッフと上手くやって仕事を取りにいってくれ』と伝えたのです。その後、予想通り、メンバーはK氏がもらす北山についての愚痴に付き合い、K氏を立てた。

 一方で、北山はスタッフやメンバーから孤立する時期が続きました。しかし、そのおかげでKis-My-Ft2の事務所内でのポジションが確立され、新たな仕事にも繋がったんです。昨年はグループ初の5大ドームツアーも開催。現在は北山が孤立することもなくなり、順調にやっているようです」(同前)

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 北山の“外交”はいまや派閥を縦横無尽に飛び越える。

「遊び仲間の薮が所属するHey! Say! JUMPは、“ジュリー派”の申し子。滝沢社長はジャニーズJr.を率いる、いわば“滝沢派”。中居は元“飯島派”です。でも、北山の交際範囲に事務所内の派閥は関係ない。同じ事務所のタレントの曲をカラオケで歌うことはよくあるわけですが、やはり親しいグループのレパートリーからチョイスするのが普通。そういう意味では、ジュリー派筆頭の関ジャニ∞の歌をキスマイの北山が熱唱しているということ自体が、その近しさを象徴しているのです」(同前)

 北山の“ジャニーズ愛”は激動期に突入した事務所を救うか。

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