「人に対しての感動することと、許せないラインが一緒。それと金銭感覚が似ている……」

 結婚会見で、南海キャンディーズの山里亮太(42)との結婚の決め手をこう語った蒼井優(33)。だが、収入には予想外の格差も?

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「いい物件つかまえたなと思いますよ」とダウンタウンの松本人志が蒼井の“選球眼”を褒めるなど、業界での山里の評価は極めて高い。「困ったときの山里」という言葉もあったという。

山里亮太と蒼井優の結婚会見

「スポンサーや主婦向け番組だと、あまりイメージが良くなくて、企画会議で最初に名前は上がりません。ただ第一候補のタレントに断られても山里に頼めばトークスキルがあり、スタッフ側の意向も汲むので番組的には絶対失敗しない。『最強の補欠』という存在でした」(民放プロデューサー)

 実力派女優の蒼井が「本当に尊敬する」と語った山里の仕事への姿勢。ニュースをあつかう番組の女性スタッフも語る。

モテないキャラは封印!?

「本番直前まで新聞全紙を一生懸命読んで準備していました。紳士的なところもあって、番組の責任者がニットを着ていた私に、『オッパイでかいな~』とセクハラ発言をすると、『そんなこと言っちゃダメですよ』と注意して、小さな声で『大丈夫ですか?』とフォローしてくれました」

 文化人が集う酒場にも顔を出すなど、研鑽を惜しまなかった。

「ゴールデン街のバーで、カウンターの端っこで一人静かに飲んでいました。一言二言話しかけると、すごく謙虚な印象でした。常連ばかりが来るお店で、居心地は良くなさそうでしたが……」(出版関係者)

 仕事への原動力は、先に売れた同期芸人などに対する嫉妬だという。

「芸人としての紆余曲折を書いた『天才はあきらめた』(朝日文庫)も、同じ吉本芸人のカラテカの矢部太郎の大ヒットしたコミックエッセイ『大家さんと僕』(新潮社)をライバル視。常々、『矢部を超えたい』と言って、地方の営業があるときには、アポなしで地元の書店を回ってサインしていた。でも最近、『初めてサイン本を断られた』と言って、落ち込んでいました」(吉本興業関係者)

 だが、その著書も結婚特需で増刷。累計16万部のベストセラーとなっている。