参院選が始まり、テレビなどでも党首討論が行われ、安倍晋三首相は憲法改正を争点に挙げている。その安倍首相は2021年9月に自民党総裁任期満了を迎えるが、党内からは早くも「4選」を求める声が出ている。
一方、「ポスト安倍」の有力候補として報じられているのは、禅譲路線の岸田文雄政調会長、政権批判を先鋭化させる石破茂元幹事長、若きホープ小泉進次郎厚労部会長、三代目のサラブレッド河野太郎外務大臣、初の女性総理を目指す野田聖子氏。また新元号の発表で注目を集めた菅義偉官房長官の名前もクローズアップされている。
そこで『文春オンライン』では、緊急アンケート「次期首相になってほしいのは誰ですか?理由もあわせてお応えください。」(選択肢は下記)を実施。投票総数は802票、20代~80代の幅広い世代の男女から回答が集まった。その結果を発表する。
・安倍晋三(4選)
・石破茂
・岸田文雄
・小泉進次郎
・河野太郎
・菅義偉
・野田聖子
・その他
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192票を集め堂々の1位になったのは、昨年の総裁選で安倍首相に敗れた石破茂元幹事長(62)だった。たびたび政権批判を行い、「党内野党」と言われることもある石破氏。文春オンラインではこのアンケート結果を受け、石破氏の単独インタビューを実施。「政権を担う覚悟はあるのか」「また他の候補のことをどう見ているのか」などじっくり聞いた。
2位は38歳の小泉進次郎厚労部会長。177票、僅差で石破氏を追う形となった。続く3位は、総理大臣通算在任日数で歴代3位の安倍首相・4選(64)で126票。
4位に官房長官として安倍政権を支え続ける菅義偉氏(70)が入った。5位は岸田文雄政調会長(61)、河野太郎外務大臣(56)の2人が並ぶ。7位は初の女性総理を目指す野田聖子氏(58)だった。またその他の回答は意見が割れたものの、橋下徹氏、枝野幸男氏、山本太郎氏などの名前が挙がった。
ではそれぞれの候補を推す理由を見ていく。