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ほぼ半分!? ベイスターズには神奈川の地名の選手が多すぎる説を追え

文春野球フレッシュオールスター2019

2019/07/11
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上茶谷は上永谷ではなかったけど

 横浜に居を構え、ほどなくして子供が生まれました。出産して気付いたのは、少子化と言えど、周りには多くの赤ちゃんが目に入るということです。独身時代は気にも留めていませんでしたが、子どもが世の中にこんなに多いとは意識していませんでした。

 調べると、これは『カラーバス効果』と言って、『自分が意識している情報が自然と目に飛び込んでくる』という心理現象なのだそうです。

 ある日、ボロ負けのヤクルト戦を見ていた時、「藤沢に石川山田交差点ってあったな」と気づき、なにげなくヤクルトの選手名と神奈川の地名の一致度を調べてみることにしました。するとどうでしょう、地図サイトで検索するだけでも71選手中45選手名が神奈川の地名と一致していたのです。

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 しかも、ベイスターズ側は横『浜矢』向郵便局や洋『光』台も数に入れるなど甘々基準の37選手のため、厳密な判断をしたヤクルトの調査結果と比べれば、白黒ははっきりしたものでした。その時の試合も当然負けました。

 つまり、ベイスターズが神奈川ゆかりの名前の選手を集めているということはただの「気のせい」でした。

 しかし、私はそれでいいのです。ベイスターズの選手の名前が神奈川の地名とすぐに結びついてしまうほど、自分がこの土地に染まっている事実があるのですから。
上茶谷選手だって、上永谷選手に見えるくらいに、私は神奈川県民、横浜市民のベイスターズファンと胸を張って言えるようになれたのですから。

 さて、これから夕食の準備をしなければ。今日も、そうてつローゼンで買い物してから、クリエイトにオムツを買いに行きましょうか。

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