滝沢プロデューサーの「試金石」
「SixTONESの成功如何は、滝沢社長が今後やっていけるかを示す試金石になると言われています。滝沢が社長就任直前に、初めてプロデュースしたのもSixTONESの楽曲『JAPONICA STYLE』のMVでした。相当な力の入れようです」(同前)
2018年11月4日にYouTubeに公開したMVの再生回数は840万を超えている(2019年7月19日時点)。そして今、滝沢氏はSixTONESに新たな野望を託しているという。
「“世界デビュー”です。実際に滝沢社長は、世界を見据えてすでに動き出しています。デビュー曲の歌詞はすべて英語にし、制作は世界的な人気を確立しているアーティストに依頼しています。元ジャニーズ事務所所属で、森進一と森昌子の息子である『ONE OK ROCK』のボーカルTakaや、『X JAPAN』のYOSHIKIともすでに接触しているようです」(レコード会社関係者)
「韓流」の世界観を意識した新路線
前出のレコード会社関係者は、「ビジュアルも世界トレンドを意識している」と分析する。
「2018年5月、K-POPグループBTSのアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』が米ビルボードで1位を獲得しました。アジア人が1位になるなど、今までなら考えられなかった。欧米人がアジア人の顔に慣れてきたということもありますが、韓流の世界観が世界トレンドにマッチしていたということでしょう。SixTONESの衣装や髪型も少し不良っぽいワイルドな感じで、今までのジャニーズらしい爽やかな好青年路線とは違う。韓流を意識しているようにみえます」
SixTONESの顔つきが変わったという。前出の事務所関係者は「最近のSixTONESには『おれらがジュニアを率いていくんだ』という雰囲気がある」と明かす。
「ジェシーは『滝沢くんがいるから希望を持てる』、『信じてついて行く』と話していました。田中も『滝沢くんもいるし、遊んでいられない』と夜遊びが減ったようです。テレビ関係者にも愛想がよくなった」(同前)
SixTONESに引っ張られるようにジュニア全体の雰囲気も明るくなったという。だが、エンターテインメントの世界は綺麗事だけでは成り立たないのも事実。鬼才・ジャニー喜多川氏は、滝沢氏の“振り付け”をどう見ているのだろうか。
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