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あそこまで飛ばさなくても……“幕張のゴジラ”安田尚憲が一軍に上陸する日

文春野球コラム ペナントレース2019

2019/08/04
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目指すはNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズのような存在

 本人も球団と首脳陣の期待の高さを背負いながら日夜、練習に明け暮れている。一番好きなアスリートをマスコミから問われると、NBAのスーパースターでもあるロサンゼルス・レイカーズでキングの愛称で親しまれているレブロン・ジェームズと答える。

「チームを引っ張っていく精神的にも強い選手で、つねに大きな期待を受け、プレッシャーも並大抵ではないはずなのにどんな時でも高いパフォーマンスを生み出しています。そういうプレーを見ていると自分もああいう風になりたいと刺激にもなりますし参考になります」と安田。野球だけではなくNBA、NFLなども積極的に見ながら、色々な事を吸収し刺激を受けている若者はジャンルこそ違えど、世界的スーパースターの名前を堂々と口にする。本人もまた目指すはスーパースター。いつの日かレブロン・ジェームズのようにどんな重圧もおしのけてどんな困難の前でもファンの期待に応え続ける選手を目指しているのだ。

 規格外の若者の未来はどこまでも広がっている。そしてファン、首脳陣、フロントの期待も高い。背番号「5」は重圧をあえて背負いながら日々、成長をしている。幕張のゴジラの異名を持つ長距離ヒッターが一軍に上陸する日は近い。

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梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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