Q 大きなことを言うおじさんと上手くやっていく方法は?

「この会社にいるってことは、日本のことを考えなきゃならないんだぞ」と真顔で言ってくるようなおじさんが苦手です。日本より大事なものがたくさんあります。こういう50代から60代にかけてのエラいおじさんたちと、うまくやっていくには、どんな心構えでいればいいんでしょうか。(30代・男性・商社)

A 可愛がれるポイントを探しましょう

 基本的におじさんというのはバカで単細胞、利己的でつまらなく、偉そうで大したことのない存在です。おばさんもですけど。10代から20代前半の私は彼らをまるで見下し、彼らからいくら搾取するかということばかり考えていました。20代後半になって会社員になった私もまた、彼らを老害と一蹴してうまいこと転がして自分の利益になるように使えないかということばかり考えていました。小娘の陥りがちな罠です。おじさんもただの馬鹿ではないですし、自分のことを見下している人間を究極的には愛してくれません。

 AV業界で大成するAV女優はAVで本気でイける人と言われていますし、銀座で成功するママは客を本気で愛したり客の言葉で本気で泣いたりできるひとと言われます。結局、ひねた人、自分は高みの見物気分で人を見下して付き合っている人というのは小さい器のまま終わってしまう場合が多いのです。かといっていちいちすべてのアホな上司と本気でぶつかったり分かり合ったりしていては、それが終わった頃には自分も初老になってしまいます。要は、一応嘘ではない自分の感情で、それなりにオジサンを愛することができればいいんです。オンナだったら「そのオジサンとセックスしてみれば?」と言えてラクなのですが、質問者の方が男の方ですので、とりあえず一緒に風俗でも行って、その人が数多いる風俗嬢の中からどれを選ぶかなどを見物し、可愛げを見つけるってどうですか?ロリコン気味だったりデブ専だったりするとちょっとほっこりした気分になりますよ。

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 要は偉そうなことばかり言って大したことのないおじさんすべてを尊敬することはできなくとも、自分の中で可愛がれるポイントを見つけるのが一番です。よく「このおじさんも家ではただの影の薄いお父さんと思うと優しくなれる」とか「このおばさんも昔は痛々しい女子高生だったと思うと優しくなれる」という人がいます。それもまた一つの処世術だと思いますし、私の場合はモンスターハンターやモンスターストライクなどのゲームにはまっていた時期があるので、似ているモンスターを探して自分の中のアダ名をつけ、おじさんを攻略するようにしていました。

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