女子ゴルフの海外メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」で優勝した渋野日向子。樋口久子以来、男女通じて42年ぶり史上2人目の快挙を達成した二十歳の新星は、その笑顔とともに一躍時の人となった。

「渋野フィーバー」はゴルフの世界を飛び出し、周辺にも及んでいる。まず話題となったのは、優勝争いの最中にコース上で渋野が食べていた珍味「タラタラしてんじゃね~よ」。製造元のよっちゃん食品工業には注文が殺到しているという。

 また、渋野が着用していた「BEAMS GOLF」(ビームス ゴルフ)のウェアは瞬く間に在庫切れとなった。特に最終日に着用していたポロシャツは、問い合わせが相次いだという。

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全英女子OP1日目「ロゴ モックネック レディース スウェット」

1日目に着用した「BEAMS GOLF ORANGE LABEL / ロゴ モックネック レディース スウェット」 ©getty

 今年5月14日に渋野とウェア契約を結んだばかりのビームス ゴルフ。全英女子オープンで渋野が着用したウェアを振り返るとともに、ブランドを統括する今泉𠀋夫・第二事業本部長に、渋野の素顔を聞いた。

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 渋野プロとの出会いは、私の知人を介して渋野プロがウェア契約先を探しているとの打診を受けたことがきっかけです。プレーを見たことはなかったのですが、彼女のポテンシャルと人柄に惹かれて契約の交渉に入りました。

 今年の5月にお会いする約束をしていたのですが、その日がちょうど「ワールドレディスサロンパスカップ」の翌日だったんですよね。彼女が国内メジャー初優勝を遂げた大会です。3日目までよい成績だったので、最終日は茨城まで見に行ったんですよ。そうしたら、あれよあれよと優勝しまして。しかもギャラリーを魅了するゴルフをするなあと。

全英女子OP2日目「エリ裏 マーガレット ポロシャツ」

2日目に着用した「BEAMS GOLF ORANGE LABEL / エリ裏 マーガレット ポロシャツ」 ©getty