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「キャッシュレス還元」に頼った韓国経済の末路

このため韓国では個人消費額におけるクレジットカード決済額は80%に及び、世界に冠たるキャッシュレス国家になったのです。

しかし、すでに自営業者の借金の延滞率が急上昇しており、景気の減速に伴って返済不能が急増すると見られています。

韓国の国債の格付けは日本より高いが、再び通貨危機のリスク

いまのところ韓国の国債の格付けは日本よりも高い「AA」レンジであり、それほどリスクが意識されているとはいえません。しかし、文大統領の中国接近政策とちぐはぐな経済運営がつづけば、いつそのリスクが意識されるともかぎりません。

私は、南北の合邦問題や北朝鮮問題、そして中国への迂回(うかい)貿易に絡んで、アメリカが韓国売りを仕掛けてくる局面があるのではないかと考えています。韓国で最初にアウトになるのは外貨準備です。そのときは韓国通貨危機がやってくると思いますが、どうなることでしょうか。

今井 澂(いまい・きよし)
国際エコノミスト
1935年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、山一證券入社。山一證券経済研究所、山一投資顧問を経て、日本債券信用銀行顧問、日債銀 投資顧問専務、白鷗大学経営学部教授などを歴任。主な著書に『シェールガス革命で復活するアメリカと日本』(岩波出版サービスセンター)、『経済大動乱下! 定年後の生活を守る方法』(中経出版)、『日本株「超」強気論』(毎日新聞社)、『恐慌化する世界で日本が一人勝ちする』『日経平均3万円 だから日本株は高騰する!』『米中の新冷戦時代 漁夫の利を得る日本株』(以上、フォレスト出版)など多数。公式ウェブサイト

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