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帰京の日、雅子さまはゴールドのスーツを
私は、馬の姿を22日朝に目撃することができた。両陛下が車両で外宮へ向かわれる約1時間前の8時30分頃に白バイとパトカーに先導されて2頭立ての馬車がやってきた。とても美しい馬たちで、2頭の馬の足並みが完璧に揃っていた。沿道に立っていても、馬のひづめの音と息遣いが聞こえてきた。
宮内庁には管理部に車馬課(このうち主馬班が儀装馬車などを担当)という部署があるほど、皇室と馬の関わりは深いともいえる。これまで雅子さまが馬アレルギーのことを公表されなかったのは、こうした職員や周囲の人々への配慮もおありだったのかもしれない。
今回は、とりわけ40代、50代くらいの女性から「雅子さまに無理せんといてほしい。厳しいかな……と思ったら、遠慮せず休まはったらええんよ」、「こんな寒い日に窓を開けて車乗ったら笑ってられへん」などといった雅子さまのご体調に理解を示すような声が目立ったように感じられた。帰京の日、雅子さまはゴールドの鮮やかなスーツをお召しになり、とても晴れやかな表情だった。
両陛下は、再び2泊3日の日程での京都府と奈良県ご訪問を控えられ、12月下旬には台風19号などで被害を受けた福島県と宮城県を訪問され、被災地を見舞われることが検討されているという。