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チームの雰囲気を変える“パ・リーグの風”
そんな石川にはひとつ期待していることがある。2年前に原前監督がチームを去り、コメントも表情もクールな由伸政権へ。別にあのクールビューティーさは嫌いじゃないよ。でも時にベンチの「明るさ」が恋しく感じる試合もある。数年前の強かった頃のチームには“振り向けばフルキ”と称される名バイプレーヤー古城茂幸という選手がいた。現役時代の由伸監督も「パ・リーグから移籍してきた小笠原さんや古城が、負けたら暗くなりがちなベンチの雰囲気を変えてくれた」って感謝してた陽性のキャラ。だから、その役割を今こそ同じ日本ハム出身の背番号49に求めたい。
新世代の伸び悩みが叫ばれて久しい巨人に、ようやく出現した24歳の若武者・石川慎吾。
いつの時代も、停滞した組織を変えるのは、怖いもの知らずの「若い才能」だと個人的には思う。
See you baseball freak……
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