昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会

「頑張ってこの校則を守ってきたというわけではなく、それこそ何十年もルールが残っていて従っているだけです。一応、校則は数年に一度、職員会議で議題にして話し合いをしますが、『これをやめよう』という話よりは、『こういうのを足そう』というプラスになってしまう。例えば『携帯電話の持ち込み禁止』などという類いの話です。下着の校則についていえば、実際のところ、今の時代に男子教師が女子生徒にむかって『下着が透けてるぞ』などと言えないですよ」

厳しい校則については保護者から賛成の声も多かった(写真はイメージです) ©iStock.com

保護者の意見は千差万別

 いま浜松市内の中学校でも外国人の生徒が増えているという。そういった多様な生徒を迎える中で、校則も見直す時期を迎えていると、前出の鈴木代表とともに活動する鈴木恵・浜松市議が語る。

「いま公立の中学校には外国人の生徒もたくさん入学してくる。そんな多様な文化を持った生徒がいる中で、下着の色や髪型まで指定するのは良いことなのでしょうか。それに、校則の問題が改善されないのは生徒の側から声を挙げにくい事情もあるのではないでしょうか。生徒は校則に不満をもっていても、内申書に響くから何も言えず、我慢するしかないのです」

「下着は白」という校則に対して、現地で中学生の子どもを持つ保護者たちに話を聞いてみた。すると意外にも、その反応は千差万別だった。

「色まで指定される理由が分からない」「時代に合っていない」などの意見がある一方で、「厳しいままでよい。お洒落に興味ばかりもたれると、高い物に興味を持ちパパ活などされたら心配」など、賛成の声も多かった。

 浜松市教育委員会はどのように考えているのか。「週刊文春デジタル」の取材に、市教委の担当者は、今回の校則をめぐる一連の報道を受けて、次のように語った。

浜松市役所 ©文藝春秋

「一つ一つをみていくと、『今必要なのか?』という校則も確かにありました。1月中に、各校の生徒指導の教諭の意見を聞きながら、人権に配慮した、合理的な校則であるかどうか検討し、必要があれば校則を見直すように働きかけていきます」

 しかし、校則を決める権限は「あくまで校長にある」ということだった。

 1月19日(日)21時より放送の「直撃!週刊文春ライブ」では、取材担当記者が浜松市内の中学校の校則の実態について解説する。

「週刊文春デジタル」では、全国の変わった校則についての情報を募集しています。学校の独自ルールについて、つくられた経緯、経験談などをあわせて教えてください。メールアドレスは下記の通りです。

sbdigital@bunshun.co.jp

この記事の写真(8枚)

+全表示

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー