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【ロッテ】どうしても忘れられないKO投手のコメント

文春野球コラム ペナントレース2017

2017/06/14

プロ野球は言葉が大事だ

 そんなことを思い出している時、清水直行氏がZOZOマリンスタジアムにテレビ解説の仕事で来ていた。覚えているか聞いてみると本人は大笑いしながら「あったような気がするな。マウンドから降ろされてベンチに座っていてパッと思いついた。自分はまるで子鹿やなあと。フラフラで立ち上がることができない。それがその時の自分のイメージにピッタリやった。それを素直に口にしただけ。懐かしいなあ。あの時の言葉を覚えていてくれたとはなあ……」。そして二人で笑った。

 時間の経過とは不思議なものだ。あの時、他に誰もいない部屋に二人で深刻な表情でいたが、時が経てば笑って振り返ることが出来るのだから。

 そして思った。やはりコメントは大事である。成功した時のコメントも大切なのだが、うまくいかなかった時、辛い時、悲しい時もしっかりと自分の心の中の気持ちを伝える必要があると思う。

 勝ちがあれば負けもあるのがプロ野球。精一杯応援をしているチームが負けることがあるのがプロ野球。そんな時、どんな言葉を発することが出来るのか。伝えることができるのか。つくづくプロ野球は言葉が大事だ。これからも多くの選手たちの言葉を多くの人に伝えることが出来ればと願う。

梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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※「文春野球コラム ペナントレース2017」実施中。この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレースです。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイトhttp://bunshun.jp/articles/2909でHITボタンを押してください。

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