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小出恵介事件に思う、それぞれの「文春との過去を笑って話せる日」

「週刊文春」6月22日号最新レビュー

2017/06/17
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福山雅治、元AV女優 それぞれの「文春との過去を笑って話せる日」

 話変わって、毎週3人の近況を伝える「この人のスケジュール表」欄、今週号のひとりは、著書『身体を売ったらサヨウナラ』(現在・幻冬舎文庫)が映画化され、公開を控えている作家の鈴木涼美が登場する。

「以前文春に『日経記者はAV女優だった!』って私のスクープを出された時、ちょうどこの本の刊行が決まってたんですよ。プロフィールでどこまで開示するか考えていた矢先、隠すという選択肢をゼロにして頂きまして(笑)」

 なんだか、「そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ」(「時代」作詞・作曲:中島みゆき)のそんな日が来たかのような喋りっぷりで清々しい。

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鈴木涼美『身体を売ったらサヨウナラ』(単行本)

 そういえば、前掲の福山雅治・宮嶋茂樹対談にもこんなやりとりがある。

《宮嶋 「映画の中でも、コンタックスの使い方が本当にサマになってました」
 福山 「二〇〇〇年にシドニーオリンピックに行った時、『カメラの持ち方がなってない』って文春さんに叩かれましたからね(笑)。叱咤激励……激励じゃないか? して頂き、ありがとうございました」》

 これもまた、文春との過去を笑って話せる日が来た話である。

 ドラマの放送中止などで損害額が10億円を超すと言われる小出恵介の場合、話せる日は、示談交渉がまとまり次第、謝罪会見という形でくるという。

小出恵介事件に思う、それぞれの「文春との過去を笑って話せる日」

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