HITという字は真ん中にアイがあるから成り立つんです。

 こんにちは。文春野球のコミッショナー村瀬です。月に一度の伝書鳩タイム。コミッショナーだより、6月号のお時間がやってまいりました。さてさて、プロ野球はリーグ戦が再開され、前半戦最後の熱戦が続いております。文春野球もパ・リーグの首位争いが激戦。セ・リーグの上位争いも日に日にヒートアップして参りました。

 というわけで、今月のおしらせからまいりましょう。

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1、7月13日「文春野球フレッシュオールスター」開催

 先月のコミッショナーだよりで告知いたしました「文春野球フレッシュオールスター」。6月30日までに想像を上回る約100作品もの応募をいただきました。誠にありがとうございます。いただいた作品は、現在文春野球の運営部でひとつひとつ読み込ませていただいております。選考の結果、フレッシュオールスターに出場していただく方には7月10日を目安にご連絡させていただきます。惜しくも選考外となってしまった方は大変申し訳ありませんがご連絡は致しませんのでご了承くださいませ。

文春野球フレッシュオールスター2017
7月13日(木) 11時~
全イースタン × 全ウエスタン

 ちなみにオールスターの日は、開催地のコラムニストがオールスター原稿を担当します。

7月14日(金) 11時~
ナゴヤドーム 竹内茂喜

7月15日(土) 11時~
ZOZOマリン 梶原紀章

 こちらもお楽しみに!

文春野球セ・パ交流戦結果

 さる5月30日から6月18日まで行われました第1回文春野球セ・パ交流戦の結果をお伝えいたします。※順位決定は勝率>試合数>HIT数になります。

1 巨人(プロ野球死亡遊戯)   4勝0敗 5,611 HIT
2 横浜DeNA  (西澤千央)   2勝0敗 1,384 HIT
3 中日     (竹内茂喜)   1勝0敗 355 HIT
4 東京ヤクルト (長谷川晶一)  1勝0敗 283 HIT
5 広島     (大井智保子)  1勝0敗 175 HIT
6 東北楽天(かみじょうたけし)  1勝1敗 1,019 HIT
7 オリックス  (DOMI)    1勝1敗  834 HIT
8 埼玉西武   (中川充四郎)  1勝3敗 1,247 HIT
9 阪神     (山田隆道)   1勝3敗  954 HIT
10 北海道日本ハム(えのきどいちろう)0勝2敗 1,383 HIT
11 福岡ソフトバンク(松中みなみ) 0勝2敗 191 HIT
12 千葉ロッテ  (梶原紀章)   0勝1敗   273 HIT

【交流戦成績】
5月30日 巨人 1392 - 817 東北楽天
「2013年日本シリーズ」

5月31日 千葉ロッテ273 × 300 阪神
「ロッテ×阪神の因縁」

6月1日 北海道日本ハム 402 × 708 横浜DeNA
「 むっちゃ好きだった外国人選手」

6月3日 オリックス456 × 1950 巨人
「DHのミカタ」

6月6日 東京ヤクルト×福岡ソフトバンク
「とり」 雨天中止

6月7日 東京ヤクルト283 × 145 福岡ソフトバンク
「とり」

6月7日 巨人 1174 × 370 埼玉西武
「80〜90年代の黄金カードLG決戦」

6月8日 オリックス378 × 284 阪神
「監督」

6月9日 巨人 1095 × 981 北海道日本ハム 
「日本ハム⇔巨人 トレードされた選手を思う」

6月11日 横浜DeNA 676 × 287 埼玉西武
「1998年」

6月13日 阪神 231 × 255 埼玉西武
「1985年の日本シリーズ」

6月16日 阪神 139 × 202 東北楽天
「野村克也と星野仙一」

6月17日 広島 175 × 46 福岡ソフトバンク
「ガールズ○○」

6月18日 埼玉西武 335 × 355 中日
「森繁和」

 第1回文春野球セ・パ交流戦のチャンピオンは巨人・プロ野球死亡遊戯さんに決定しました。開幕の東北楽天戦からオリックス、埼玉西武、北海道日本ハムと4試合フルに戦って全勝。パ・リーグを相手にも変わらぬ強さで交流戦を制しました。おめでとうございます。

 交流戦2位の横浜DeNA西澤さんは「初恋の相手・パチョレック」「ばあや1998年の思い出」と問題作を連発。奇妙な笛の音を鳴らし、文春野球読者をあらぬ方向へ導き始めました。3位は中日・竹内さん“二代目球界の寝業師”と森繁和氏を書いたコラムで対戦初勝利を挙げています。チーム同様上がってきそうな気配があります。

 4位にはコラムのチキンレース「とり」で勝利を収めた東京ヤクルト・長谷川さん。6月は「月刊伊藤智仁」、「エース石川雅規」と通常のコラムも上げましたが、6月24日に突如「由規の1勝はチームに与える影響を考慮すると10勝分の価値がある」「NQS(ナルセ・クオリティ・スタート)」など妄想パラレルワールドで一本書き切り、「とり」の後遺症かと周囲をざわつかせました。5位はカープの大井さん。「ガールズ○○」という浮かれがちなテーマにも、“無料でユニフォームを配らない市民球団の誇り”と硬派にまとめました。1本あたりのHIT数がいいだけに試合数を増やしていきたいところです。

 6位はパ・リーグ2位東北楽天かみじょうさん。対戦で巨人・阪神と1勝1敗。単発でも「則本昂大」「藤平尚真」「藤田一也」でHITを稼ぎ、一時はパ・リーグ首位のオリックスに100HIT差まで肉薄。勢いに乗っています。一方追われるのが交流戦7位のオリックスDOMIさん。対戦では楽天と同じく1勝1敗。音楽に喩えたコラムはもはやお家芸。そのほかオリックスの前半戦の戦いを「ユニバ(USJ)」に準えるコラムに思わず「ワォ!」。首位とはいえ挑戦者の姿勢は崩しません。

 9位阪神山田さん。6月はセ・リーグで唯一5試合フルに登板。イベントで「対戦テーマが1985年て僕小学生ですよ」と充四郎さんに噛み付いたりと交流戦を盛り上げてくれたほか、交流戦後の「藤川球児」も名文でした。

 10位日ハムえのきどさん。VS横浜DeNA戦のコラム「静かなる男・オバンドーの記憶」がオバンドー本人のFacebookで「いいね!」を押されるという奇跡(ミラバルも)。対戦に勝利した西澤さんが「試合に勝って勝負に負けた」と全面降伏したコラムはさすがです。

 11位福岡ソフトバンク松中さん。「とり」対決では物議を醸しましたが、内容はしっかりとしたものでした。2本目の「ガールズ○○」も鳥越コーチの逸話を交えた素晴らしいコラム。選手本人から話をとれる現場取材力は文春野球でも屈指。今後に期待です。

 12位は千葉ロッテ梶原さん。交流戦は1試合のみの出場で終わりましたが、単発で4試合。DOMIさん、えのきどさんと共に最多の5試合出場です。「ハフ満足!」など相変わらずのクオリティで首位を射程圏内に捕え始めました。魚の動向も気になります。

 また、交流戦8位ながら、最多タイの4試合に出場し、「80~90年代LG決戦」巨人・死亡遊戯(当時小学生)、「1985年」阪神・山田隆道(当時小学3年生)、「1998年」横浜・西澤千央(当時22歳)と、当時の子供たちを相手に西武黄金時代の貴重な原稿と写真(特に森繁和さんの)をご提供いただいた埼玉西武ライオンズ中川充四郎さんに心からの敬意を表し、連盟特別賞を贈らせていただきます。ありがとうございました。