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縦折りスマホ「Galaxy Z Flip」 使ってみて驚いた「キワモノじゃない」その凄さとは

縦折りスマホ「Galaxy Z Flip」 使ってみて驚いた「キワモノじゃない」その凄さとは

ガラケーの使いやすさが再び?

2020/03/13
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「キワモノ好きのための製品」じゃない

 こうした特徴を見る限り、一般的なスマホの形状から逸脱することなく、折りたたみのギミックを搭載することにこだわった製品、とみなしてよさそうです。フォルダブルスマホには独特な製品が多い中、使う側がわざわざスマホの側に合わせなくてよいのは、最大の利点と言えるかもしれません。

ホーム画面は、GoogleとGalaxy、auのアプリがまとめられている以外は全体的にすっきりとしています。余計なアプリが少ないのは好印象です

 そんな本製品のウィークポイントといえば、やはり価格でしょう。同じくフォルダブルタイプであるGalaxy Foldの約24万円からは下がったとはいえ、179,360円(税込、以下同じ)という価格は、なかなか手が出せるものではありません。同等の画面サイズという条件で比較すると、256GBのiPhone 11 Pro Maxは149,380円、128GBのPixel 4 XLは128,700円ですので、もう一声ほしいというのが本音のところです。

 スペックがハイエンドゆえ、高額なのも仕方ない……という見方もできなくはないのですが、それならばストレージを64GBや128GBに減らして、15万円以下のモデルもラインナップしてくれたほうが、ユーザにとっては選びやすいでしょう。とはいえ、決してキワモノ好きのための製品ではなく、十分に実用的なだけに、気になる人にとっては要チェックと言えそうです。

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(機材協力:KDDI株式会社)

縦折りスマホ「Galaxy Z Flip」 使ってみて驚いた「キワモノじゃない」その凄さとは

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