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息子を抱いたまま、母親は塀を乗り越えた

 そうした状況からは、“不運な事故”を想像される方も多いかもしれません。しかし、実際の顛末は全く異なります。そのマンションに住んでいた30代の女が、生後1年に満たない息子をアイスピックで何十回も刺した後、その子を抱いたまま塀から飛び降りたのです。

 その衝撃で子供は亡くなりましたが、母親は生き残りました。非常に珍しい「1階からの転落死」の真相は、このように悲しい殺人事件だったのです。

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沖縄で見つけた「4階のないマンション」

 もうひとつ、階数に関して珍しい物件があります。それは「4階のないマンション」。これは沖縄本島中部で見つけた物件です。

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 日本では「4」は「死」を連想させる数字として、ときに敬遠されることがあります。とくにマンションやホテルでは、101、102、103と来て、その隣が105になっているなど、あえて「4」の付く部屋番号を飛ばす物件がよく見られます。

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 言うなれば、その究極の形が「4階のないマンション」なのです。作りは非常にシンプルです。通常であれば「4階」となるフロアに、「501、502、503……」といった部屋番号を割り振っているのです。