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「息子をアイスピックで何十回も刺した女は……」大島てるが語る“1階から住人が転落死した”事故物件

事故物件サイト運営人が明かす“沖縄での悲劇” #1

2020/03/28
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オーナーの“験担ぎ”も虚しく……

 この凄惨な事件が起きたのは、205号室でした。しかし、その隣は203号室。……つまり、順番通りに部屋番号を割り振っていれば「204」になっていたところを、おそらくオーナーの意図で“縁起の悪い数字”を避け、あえて「205」とした部屋で事件が起きたのです。

 こうしたケースを目の当たりにすると、「4」や「9」を避ける験担ぎには全く意味がないのではないかと、個人的には感じてしまいます。

※写真はイメージです ©iStock.com

 ここまで、“階数”にまつわる事故物件を見てきました。しかし、どれも「沖縄だからこそ存在する」という物件ではありません。たまたま、私が見つけたのが沖縄の中だっただけで、理論上は東京でも大阪でもありうる事故物件だといえます。

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 一方で、沖縄という土地の特殊性が生んだ事故物件も存在します。次は、そんな物件――すなわち、米軍基地に関わる事故物件について、お話ししましょう。

後編に続く

「息子をアイスピックで何十回も刺した女は……」大島てるが語る“1階から住人が転落死した”事故物件

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