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あなたも“不倫遺伝子”を持っている!? 脳科学的に「不倫はなくならない」と断言できる理由

「若いうちの不倫って、そりゃあ楽しいですよ」

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 「今日会ってくれるって言ったじゃん」っていうと「ごめん、子供の運動会なんだ……」、「ひどい!」とか。若いうちの不倫って、せつなくてそりゃあ楽しいですよ。

中野 いいなあ。もう一度、若くなれるなら不倫したいなあ(笑)。もっと研究室から外に出ればよかった。相手の奥様も、労力が分散されるのを密かに喜ぶ人がいるのでは……。寝盗られてつらい苦しいばかりの人だけではないでしょう。

 不倫は楽しいに決まっているんです(笑)。

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人間には“不倫遺伝子”がある!?

 そして、中野信子さんの解説によると、脳科学の見地から見ても人間社会から不倫がなくなることはないという。遺伝子についての研究結果や、多くの実験がそれを裏付けている。

 中野さんのご本にあったんですけど、不倫遺伝子というのがあるんですか?

林真理子さん ©文藝春秋

中野 アルギニンバソプレシン(AVP)という、相手に対する親切心や、性的なパートナーについての情報処理に関係する脳内物質の受容体があります。この感受性が鈍くなる遺伝子がいわゆる“不倫遺伝子”と呼ばれるものです。「貞淑型」と「不倫型」に分かれるんです。その割合は、おおむね半分半分だろうと推測されています。

 つまり私たちの周りにいる2人に1人は、人間の脳の仕組みからして、一夫一婦制の結婚に向いていないんですね。

 さらに話題は、過激さを増す不倫バッシングについてや、お互いの夫がもし不倫をしたらどうするかという際どい質問、略奪婚で癌になるという珍説の真偽にまで広がった。

出典:「文藝春秋」4月号

 不倫に悩むあなたも、不倫を嫌いなあなたも、人生経験豊富な二人が「文藝春秋」4月号および「文藝春秋 電子版」で縦横無尽に語った対談「不倫は楽しい! だから叩かれる」をぜひ読んでほしい。

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不倫は楽しい! だから叩かれる 
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