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山中教授の回答で「脳天に衝撃が走りました」

「季節性インフルエンザが原因で亡くなる方は、もともと他の病気で入院されていた方が、インフルエンザをきっかけに細菌性肺炎を併発するなどして亡くなる事例が多いです。この場合、病気の進行が比較的緩やかで延命措置が必要な患者が集中する事態にはならず、人工呼吸器が足りなくなることはほぼありません。

 ところが新型コロナウイルスは、普通に元気だった人が一気に肺炎になり重症化する恐れがあります。そうなると人工呼吸器が足りなくなり、どの患者を生かすかの選択を迫られる事態も生じます。私自身は元気で季節性インフルエンザになっても死ぬリスクはまず無いと思っています。ところが新型コロナだと数%の死のリスクが生じる。20代、30代でも感染すると500人に1人は亡くなると報告されています」(山中氏)

山中伸弥教授 ©文藝春秋

 この山中氏の指摘を読み、橋下氏は「脳天に衝撃が走りました」と言う。では、このリスクを正しく受け入れた上で、政治家はどう闘うべきなのか――。

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出典:「文藝春秋」5月号

 橋下氏が、一斉休校措置の評価、専門家の活用の仕方、有事の際の政治家の「決断力」や「発信力」などについて語ったインタビュー「安倍総理よ、今こそ日本に『強い決断』を」全文は、「文藝春秋」5月号、「文藝春秋 電子版」に掲載されている。

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文藝春秋

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安倍総理よ、今こそ日本に「強い決断」を