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2020/05/01

genre : ニュース, 社会

一連の儀式で感じられた「雅子さまの今のご体調」

 11月14、15日におこなわれた大嘗祭は、午後3時に御所をご出発され、午前4時過ぎにお戻りになられるという長時間のお勤めだった。しかも所作に不備があってはいけないため、当日まで緊張のつづく習礼(練習)が何度も行われた。

 いまはご体調が完全に回復されたわけではないが、令和元年の即位に関する一連の行事を無事に乗り切ることができたのは、雅子さまがご自分の病気の性質を深く理解され、不安な気持ちになっても長引かないようにする「心の整え方」を習得されたからだという。

 11月22日の伊勢神宮(三重県伊勢市)外宮の空には、朝から雨雲が広がっていた。

 付近の沿道には、天皇皇后両陛下の姿をひと目見たいと、前日の夜から並んだり、他県から訪れたりした2万人近くの人たちの人垣ができていた。

 午前9時半、両陛下は、即位に関する一連の儀式が終了したことを報告する「神宮に親謁の儀」に臨まれるため、宿泊先の内宮行在所から別々の御料車で外宮に到着された。

 天皇陛下は外宮行在所から参道を通って正宮に向かわれる際、「即位礼正殿の儀」の時とおなじ「黄櫨染御袍(こうろぜんのごぼう)」を身に付けられた。頭には立纓御冠(りゅうえいのおんかんむり)を付けられた御束帯姿だ。

11月22日、「神宮に親謁の儀」で、伊勢神宮外宮の参拝を終えられた皇后雅子さま

 皇后雅子さまは十二単をお召しになられた。表着(うわぎ)には、お印であるバラ科のハマナスが描かれていて、萌黄色の唐衣を羽織られていた。髪をおすべらかしに結い上げられ、頭前には金の「釵子(さいし)」が付けられている。手には大きな檜扇(ひおうぎ)を持たれていた。

「十二単は15キロあるため、お召しになるのに2時間はかかると言われています。おすべらかしも1時間近くかかっていましたが、最近の皇后さまは、お着替えの時間や歩く時の足さばきが早くなってきました。こうしたことからもご回復を感じます」(宮内庁関係者)

 雅子さまのご体調が安定なさっている、もうひとつの要因は、成長された愛子さまの存在だろう。ご即位のパレードでは、御料車で戻られたご夫妻を御所の玄関の最前列でお迎えになられた。宮内庁幹部はこう話す。

「両陛下に笑顔で『お疲れさまでございました』とご挨拶をなさっているお姿を見て、本当にご立派に成長なさっておられることを実感いたしました」

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