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タクシー運転手からタメ口とセクハラの数々「家に行っていい?」「結婚適齢期なのに」

理不尽だと感じたタクシー体験談 #2

2020/07/09
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「あなた、結婚適齢期なのに遊んでて大丈夫なの?」

「風俗店の近くを通ったときに、『このへんは歓楽街なんですよ』という言葉を皮切りに、延々と風俗のシステムや自分が通っている風俗の話をされた。困っている私の反応を見て楽しんでいるようだった」(25歳・会社員)

「合コン帰りにタクシーに乗りながら、友だちにその日のことを電話で話していた。その後電話を切るとドライバーに嫌味を言われた。最後は『あなた、結婚適齢期なのに遊んでて大丈夫なの?』とまで言われて、不愉快だった」(27歳・看護師)

写真はイメージ ©iStock.com

「『六本木から歌舞伎町まで』と伝えて女性3人でタクシーに乗車。私たちが話に夢中になっているうちに、かなり遠回りされていた。途中で『ナビ入れてます?』と確認したら、入れていないと言われて、結局倍の料金がかかった。歌舞伎町に到着して、料金が高すぎることを伝えたら『ねえちゃんたち、どうせ水商売とかパパ活とかしてカネがあんだろ? いいじゃねえか払ってくれても』と言われた。結局、全額お金を払った」(24歳・会社員)

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乗車中に「愛人になって」と言われた

 歌舞伎町のガールズバーに勤務している小島菜々さん(仮名・24歳)は、ドライバーから驚きの提案を受けたことがあるという。

「乗車中に『愛人になってほしい』と言われたんです。仕事帰り、男性のお客さんと途中まで一緒にタクシーに乗ることになって、先に男性が降りました。運転手さんは車内に私だけになると『あの人は彼氏?』と話しかけてきたんです。知人だと答えると『実は今、お金を払って愛人契約を結んでいる女がいるんだけど、そろそろ手を切りたい』という身の上話をはじめました」

小島菜々さん(仮名) ©真島加代/清談社

 最初は「一体、何の話を聞かされているんだ……?」と、不思議に思っていた小島さん。しかし、そのうち彼女の仕事内容や彼氏の有無など、プライベートな話題に踏み込んできたという。