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操作できる家電製品の条件は?

 ただしこのスマートプラグ、あらゆる家電製品を操作できる万能アイテムというわけではありません。まず利用にあたっては、家庭内にWi-Fiネットワークが必要になります。Wi-Fiルーターがなく、携帯回線を使ってインターネットに接続している環境では、スマートプラグは基本的に利用できません。

 また、家電製品の電源ボタンが、物理式スイッチであるタイプに限られることも要注意です。コンセントに差したあとボタンを一度押さないと電源が入らないタイプの家電製品は、スマートプラグを使って電源をオンにできません(オフにすることは可能です)。またハードディスクのように、電源オフには終了プロセスを経る必要があり、根元からいきなりコンセントを抜くと破損につながりかねない機器もNGです。

コンセントを抜いても運転状態が継続する家電製品は、スマートプラグでの電源オン・オフが可能です
コンセントを抜くと電源が一度オフ状態になる家電製品は、スマートプラグだけで電源をオンにすることはできません

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 また、スマホで操作できるといっても、可能な操作は電源のオン・オフのみで、例えば扇風機の場合、風量の強弱や首振りのオン・オフといった、きめ細かな操作はできません。もしエアコンで室温や風量を調整したり、テレビで音量やチャンネルを操作したい場合は、スマートプラグではなく、以前紹介したスマートリモコンと呼ばれる製品を使う必要があります。

スマートプラグでできる操作は、基本的に「電源のオン・オフ」に限られます