「スマートプラグ」と呼ばれる製品が、ここ2~3年間、複数のメーカーから登場しています。つい先日も、実売1980円というリーズナブルな新製品がAmazonからも登場するなど、目立たないながらもホットなジャンルになっています。

 果たしてこの「スマートプラグ」とは、いったい何ができる製品なのでしょうか。今回は新しく登場した「Amazon スマートプラグ」を例に、どんなことができるのか、またスマートプラグを使う上で気をつけなければいけない点を、まとめて紹介します。

今回例として紹介するのは「Amazon スマートプラグ」。正面にコンセント口、背面には、壁面のコンセントや電源タップに接続するためのプラグを備えます

扇風機まで足を運ばなくとも「スマホで電源オン!」

 スマートプラグは、コンセントと家電製品の間に接続し、スマホから電源のオン・オフを行えるようにする製品です。通常であれば、家電製品本体で電源をオン・オフしなくてはいけないところ、本製品があれば、リモートでの電源オン・オフが可能になります。

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 例えば自宅に、リモコンを搭載しない扇風機があったとして、そこにスマートプラグを接続すれば、スマホを使って離れたところからオン・オフができるようになります。寝苦しい夏の夜中に、わざわざ布団から起き出して扇風機のところまでスイッチを入れに行く必要はなくなります。

スマートプラグは、家電製品とコンセントの間に接続して、スマホ経由で家電製品の電源をオン・オフできる便利な製品です
通常は、家電製品の電源ケーブルをコンセントに直接接続しますが、スマートプラグはちょうどその真中、根元の部分に取り付けます。準備はこれで完了です

 最近はあらかじめリモコン機能を備えた家電製品も多数ありますが、それらは赤外線方式ゆえ、家電製品に向けないと信号が届きません。このスマートプラグはWi-Fi経由で操作するため、向きや障害物を問わずに操作できます。極端な話、ベッドの中に潜り込んだ状態でも操作できてしまいます。隠れたメリットのひとつと言えます。

 またスマートプラグの種類によっては、スマホから毎回操作するのではなく、タイマーにより決まった時間に自動オン・オフすることもできます。例えばペットを飼っている場合に、朝になると水槽やケージの照明をオンにし、夜にオフにするといった芸当も可能です。

スマートプラグの種類によっては、スマホを使わずタイマー操作だけで運転させることもできます

 このほか(今回のAmazon スマートプラグはむしろこれがメインなのですが)スマートスピーカーを使っての、音声での操作にも対応します。