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“何の変哲もない高校生の1日”を盗用だと主張

「『ツルネ』第5話が放送されたのは午前0時10分から午前0時35分。当時、青葉容疑者は放送中に《すげえ ツルネでもパクってやがる ここまでのクズども見たことねえ つくづく、相容れない》と匿名掲示板に書き込んでいる。作品を検証したところ、取り調べで青葉容疑者が『盗用だ』と主張する当該シーンも確認できた」(同前)

 第5話では、弓道部員らの合宿中のある1日が描かれている。男子部員らが弓道の道具の手入れをし、スーパーへの買い出しをした後、部員同士で入浴したりBBQなどに興じる。府警関係者が語る。

京都アニメーションの事件現場 ©時事通信社

「多くの高校生が経験するような何の変哲もない1日を描いている。だが、青葉容疑者が取り調べで『盗用された』と主張しているのが、この第5話で、男子部員が買い出しなどの雑務をするシーンなんです。。交わされた会話などが青葉容疑者の小説の内容に似ている、といったことでもない。青葉容疑者が何をもって『盗用された』と感じたのか、首を捻る捜査員も多い。府警は青葉容疑者が一方的に恨みを募らせた可能性が高いとみている」

青葉容疑者は犠牲者に対する謝罪の言葉は口にしていない

 青葉容疑者は、小学生の頃両親が離婚、中学時代は学校を休みがちで目立つ存在ではなかった。高校は定時制高校に通い、ポスティングの仕事をしながら、鉄道を撮ることを趣味にしていた。

周囲に柵が設けられた「京都アニメーション」第一スタジオ。現場には焦げ臭さが残る ©共同通信社

 事件直前には京アニ制作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の作中に登場する「聖地」を訪問。事件後に自宅から京アニ関連を含むアニメグッズが押収されていることから、ある時からアニメ作品にも傾倒していたようだ。

 前出の府警関係者によると「青葉容疑者は犠牲者に対する謝罪の言葉は口にしていない」という。

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