患者女性と容疑者の会話「訴追されないなら」
患者女性は同時期にTwitterも開設。同じくALSを発症しているユーザーや医師と頻繁にやりとりを交わしていた。ブログ同様に、患者女性が投稿する内容は安楽死や自殺幇助に関するものが多かった。
《今一番の課題は付添い人が自殺幇助に問われるという噂をクリアにすること。あってはならないと思うけど》(2018年5月3日)
亡くなる約2カ月前にも同様の内容を投稿している。
《主治医との話し合い 胃ろうからの飲食拒否は自殺騙助に当たるから出来ないと言うならば一切の支援を断って窒息死(吸引できないから)すると言ったらそれもダメ 一体私の人生の権利は何がある? 結局摂取カロリーを600に減らして蛇の生殺しみたく弱まり死ぬのを待つだけ 怒りしかない》(2019年9月13日)
府警関係者によると、患者女性は加害医師とSNSで出会ったのだという。
「Twitterでは、患者女性と大久保容疑者が頻繁にやりとりを交わしていたことが確認されています。2018年12月末に患者女性が投稿した《安楽死が必要だと言う声を上げる医療者が(日本では)一人もいないことがとっても不思議》というツイートに反応したのが大久保容疑者のアカウントでした。話題はALS闘病と安楽死についての意見交換がメインでしたが、自殺幇助をほのめかす投稿もありました」
患者女性《(安楽死の)理想は在宅だけれど、無理ならリゾートとかいいですね。作業は簡単だろうからカリスマ医者じゃなくてもいいです。》(2019年1月3日)
大久保容疑者《たしかに作業はシンプルです。訴追されないならお手伝いしたいのですが。》(2019年1月3日)
患者女性《「お手伝いしたいのですが」という言葉が嬉しくて泣けてきました。》(2019年1月3日)