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メガネ拭きはこまめに洗濯を

――そのほか、メガネのケアをするにあたり、持っておいたほうが良いものはありますか?

古川 メガネ全体をくまなく拭くために、大きなサイズのメガネ拭きを持っていると便利です。メガネ購入時に付いてくるものは、メガネケースに入れることを考慮して小さめに作られているので、使い勝手が良いとはいえません。自宅でのケア用に、24~30cm四方ぐらいのものを用意しておくといいでしょう。

メガネ拭きはいろいろなサイズが市販されているので、用途に合わせて使い分けると便利だ

――ハンカチぐらいの大きさですね。

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古川 はい。マイクロファイバー(超極細繊維)を使ったメガネ拭きなら、軽く拭き取るだけできれいになり、拭きとった汚れが再付着しにくい性質もあります。ただし、使っていくうちにメガネ拭きに汚れが溜まっていくので、こまめに洗濯するようにしてください。そのほうが、性能をキープできます。

――普通に洗濯して良いのでしょうか。

古川 洗濯機に入れても大丈夫です。ただし柔軟剤を使ってしまうと、その成分が繊維に残り性能が落ちてしまうので、使用は避けたほうがいいでしょう。

くもり止めを使えばマスク使用時も快適に

――今の時季、花粉症や新型コロナウイルス予防などでマスクを使用する方が多いと思います。その際のレンズのくもりを抑えるにはどうしたらいいでしょうか。

古川 その場合、くもり止めを使うといいでしょう。拭くだけで効果が得られる手軽なクロス状のものもありますが、より高い効果を求める方には、ジェル状のくもり止めをお薦めしています。

 ジェルを米粒大ぐらいレンズの上に出したら、表面と裏面に薄く塗り伸ばします。少し乾かしたら、ティッシュなどで軽く拭きあげてください。有効成分をレンズに定着させるため、拭き過ぎないことがポイントです。一度レンズをきれいに拭いてから使用したほうが、効果は高くなります。

ジェル状のくもり止めをレンズに塗ると、数日は効果が持続する

――なるほど。正しいケアをしたり、便利なアイテムを使ったりすることで、メガネをより長く快適に使うことができそうですね。

古川 そうですね。毎日のセルフケアで、メガネの持ちは格段に良くなります。お店ではご自身でケアしにくい細かな部分のクリーニングやメンテナンスもできますので、ぜひお困りの際は足を運んでいただけたらと思います。(後編に続く)

取材協力:「イワキメガネ」神保町三省堂店

 写真=山元茂樹/文藝春秋

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3位:メガネを拭くときに「絶対にやってはいけない」3つのこと
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