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【オリックス】球史に残るスイッチヒッター・西村徳文ヘッドコーチに後継者育成を望む

文春野球コラム ペナントレース2017

2017/08/31
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球史に残るスイッチヒッター西村徳文ヘッドコーチの後継者を

ロッテで現役時代、スイッチヒッターとしてパ・リーグで初めて首位打者を獲った西村徳文 ©文藝春秋

 かつて駿太選手がスイッチヒッターに挑戦しているとのニュースが話題になった。稀代のスイッチヒッター・高橋慶彦コーチ指導のもと、右打席でフリーバッティングを行っていたとの事である。駿太選手程の身体能力、野球センスを持ってチャレンジすれば恐らく実現できたと思われるのだが、途中でやめてしまったようで至極残念である。まぁ、基礎を崩してしまっては元も子もないので次の機会に期待しよう。

 日に日に近代化が進むプロ野球。勿論プラトーン・システムも理に適った戦術である事は理解している。しかし、T-岡田選手以外の左打者が全員ベンチスタート等というオーダーを見るのも少し寂しいものがある。無いものねだりは重々承知の上で、Bs打線にも少年の心のまま大人になった野球ファンを魅了するスイッチヒッターが登場してくれないだろうかと日々待ちわびているのである。投手の「逃げるスライダー」に泳がされない打者。実はそれでじゅうぶんな話なのかも知れないのだが……。

 因みに球史に残るスイッチヒッターである西村徳文氏は現・Bsのヘッドコーチ。どうか西村コーチ、あなたの後継者になりうるスイッチヒッターを数人育て上げて頂けたら、我々Bsファンは、いや少なくとも自分は、それ程胸の熱い事はないんですが。

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西村徳文ヘッドコーチ(左)と福良淳一監督(右) ©時事通信社

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※「文春野球コラム ペナントレース2017」実施中。この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレースです。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイトhttp://bunshun.jp/articles/3961でHITボタンを押してください。

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