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コロナ禍で狂ったメーガンの野望

 同書には、このようなメーガン側の英王室への“恨み節”がこれでもかと詰め込まれている。

 こんな王室内部の不協和音とは無関係に、英国ばかりか世界的にハリー&メーガン人気が高まり、2019年5月のアーチー誕生で絶頂を迎えた。だが、その頃からハリーとメーガンは自立に向かい始めた節がある。英王室とは別個のウェブサイトを立ち上げ、「サセックス・ロイヤル」を商標登録し、「ロイヤル」をフルに利用しおカネ儲けする道を歩き始めた。この時点で2人の王室高位メンバー引退劇は始まっていたと言える。

2人の“ロイヤルビジネス”は暗礁に ©iStock

 現在、米国へ移ったメーガンは、さらに大きな野心を懐いているとの指摘さえある。にわかには信じがたいが、将来の米大統領候補だ。

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「歴代カリフォルニア州知事には俳優出身のシュワルツェネッガー、米大統領を2期務めたレーガンがいます。男女機会不均等是正キャンペーンなど政治志向の強い彼女なら荒唐無稽な話とは言い切れません」(欧州王室記者)

 だが、「メグジット(王室離脱)」後にハリーとメーガンが描いていたシナリオは暗礁に乗り上げた。女王側が「サセックス・ロイヤル」の商標利用を禁じ、「サセックス・ロイヤル」ブランドでのおカネ儲けの道が断たれてしまった。

メーガンのお面をつけるイギリスの観光客 ©iStock

 さらに想定外の新型コロナウイルスの世界的流行で、1回1億円超を見込んだ2人のイベント出席謝礼や講演料の収入の見込みが消えた。世界各地のイベントや大規模集会がことごとく中止されたからだ。王室離脱後の2人の年収は1億ドルも可能とも推定されたが、

「王室離脱後の2人の主な年収は、当面はチャールズ皇太子から払われる約300万ドルにとどまります。2人は米国に在住することになりましたが、警備費は2人の自己負担になり、毎年、最低100万ドルという米警備会社関係者の試算があります。他の経費を考えると、これまで通りの生活の維持にはギリギリでしょう」(英王室記者)