Googleから最新のスマホ「Pixel 4a」が登場しました。すでに発売されているモデルのいいとこ取りをし、お求めやすい価格で提供するというコンセプトは、今春発売されたAppleの第2世代「iPhone SE」とよく似通っています。この両製品のどちらを買うべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。

 今回は、メーカーから借用したPixel 4aの実機を用い、7つのポイントでiPhone SEと比較してみました。両製品のどちらにするか悩んでいる人はもちろん、iPhone SEユーザーから見るとこのPixel 4aはどこがポイントなのか、興味がある人はぜひチェックしてみてください。

左がPixel 4a、右が第2世代iPhone SE。どちらも実売4~5万円前後のリーズナブルな価格が特徴のスマートフォンです

【画面サイズ】文句なしPixel 4aの圧勝

 Pixel 4aは上下左右ともにスリムベゼルを採用しているのが特徴です。iPhone SEでは黒い縁になっている上下エリアがまるごと画面になっているわけで、画面サイズの差は圧倒的です。

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 ちなみに解像度はPixel 4aがわずかに上ですが(Pixel 4aが443ppi、iPhone SEが326ppi)、300ppiを超えると肉眼でそう分かるものではなく、少なくとも製品選びの決定的な差にはならなさそうです。

ほぼ同じ表面積ながら、画面サイズの差は明らか。ウェブページのように上下にスクロールして閲覧するページでは、一画面あたりの情報量がまるで違います

【サイズと重量】画面サイズが大きいのに、Pixel 4aの方が軽い!

 ボディの表面積はPixel 4aのほうがわずかに大きく(Pixel 4aが144.0×69.4mm、iPhone SEが138.4×67.3mm)、また厚みもあります(Pixel 4aが8.2mm、iPhone SEが7.3mm)。

 つまりPixel 4aのほうがひとまわり大きいのですが、重量はPixel 4aが143g、iPhone SEは148gと、サイズの大きいPixel 4aのほうが軽いこともあって、手に持っているとボディサイズにそれほど差があるようには感じません。いずれにせよこのサイズで150gを切るスマホはレアで、軽さ重視の人には魅力的です。

厳密にはPixel 4a(左)のほうがひとまわり大きいのですが、重量は逆にPixel 4aのほうが軽いため、体感的な差はほとんどありません