ヒット作で起きた制作側とのトラブル
「実はギャラをめぐって伊勢谷さんと制作側が結構、揉めてしまっていたんです。撮影現場では入りからスタッフみんなとハイタッチするなどハイテンションでやってくれていたんですが……。作品自体は望外の大ヒットになったので、スタッフは気をよくして『続編もやりたい』みたいな話もしていましたが、仮にやっても伊勢谷さんが出ることはなかったと思いますよ」(同前)
逮捕前から個性的な言動は目を引いていたということなのだろうか。
今後の出演作のゆくえは?
では今後、伊勢谷容疑者の出演予定の作品はどうなっていくのか。
「『いのちの停車場』は、いまのところ公開自体は予定通りに行う予定と聞いています。ただ、伊勢谷さんの出演シーンを撮り直すかどうかはこれから決めることになると思います。配給会社の東映はピエール瀧さんの『麻雀放浪記 2020』の時もそのまま公開しているので、今回もおそらくそのまま公開するのではないか。本来は11日には映画の会見をやるはずだったのですが、今回の逮捕でそれが飛んでしまって現場は大慌てです」(配給会社関係者)
上述の「麻雀放浪記 2020」のように逮捕者の出演作でも「作品に罪はない」ということで、公開に踏み切る配給会社もある。一方で、そういった理屈が通用しないのがNHKだ。
「NHKは公共放送という立場上、演者が逮捕されたら出演作を放送するわけにはいかなくなる。伊勢谷さんは高杉晋作を演じた大河ドラマ『龍馬伝』や『白洲次郎』などに出演している。そういった作品はすでに新規配信の停止が発表されています」(同前)
さまざまな関係者に影響を与えた伊勢谷容疑者の逮捕。容疑を認めはじめているという本人は、これから何を語るのだろうか。