「あんなにキラッキラに輝いていて、学内で誰もが知っている超有名人だった伊勢谷くんが逮捕なんて……本当に残念でなりません」

 肩を落としながらこう話すのは、9月8日に大麻取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された伊勢谷友介容疑者(44)の大学時代の同級生だ。

伊勢谷容疑者が移送された湾岸署前に集まった報道陣 ©文藝春秋

 伊勢谷容疑者は、1995年に東京藝術大学美術学部デザイン学科に現役で合格し、進学。97年には藝大生3人のメンバーでアート集団「カクト」を結成し、グラフィックや映像、インスタレーションを制作するなど幅広く活動を行っていた。また、大学在学中にモデル活動を開始し、98年には、後に「万引き家族」(2018年)でカンヌ国際映画祭のパルム・ドール(最優秀作品賞)を受賞した是枝裕和監督の長編映画第2作「ワンダフルライフ」に出演、俳優デビューも飾るなど、日本を代表する芸術家を数多く輩出してきた藝大のなかでもとにかく「目立つ存在」だった。前出の同級生が振り返る。

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伊勢谷容疑者(2011年) ⒸAFLO

「裏口入学だろ」という陰口も

「伊勢谷くんを学内で知らない人は誰もいないというくらいの有名人で、オーラとかもすごくギラギラしていて目立っていましたよ。成績優秀でモデルもやっていてカッコいい。オシャレだからファッションを真似するヤツもいたりしましたけど、逆に、完璧すぎる伊勢谷くんに嫉妬しているヤツもいて。2浪3浪が当たり前と言われていた東京藝術大学にストレートで入学した伊勢谷くんに対して、『裏口入学だろ』という陰口を聞いたこともあります。大げさではなく藝大生みんな伊勢谷くんのことを羨ましがっていました。しかも、あの広末涼子と交際していたんですからね……」

1997年、20歳でイタリア・ミラノのファッションショーに出演した伊勢谷容疑者 ©AFLO

 伊勢谷容疑者は大学4年生の時、女優の広末涼子とのデート現場写真を「FRIDAY」(1999年3月19日号)に撮られている。広末の母親同伴で、横浜中華街でランチを楽しんだ後に、母親と別れ、伊勢谷のオフロードバイクに広末を乗せて「2人乗り」で颯爽と去っていったというものだ。