草彅剛さん主演映画『ミッドナイトスワン』が9月25日(金)に公開される。
本作は自身の集大成だと語る草彅さん。撮影中は、今まで体験したことのなかった感覚にも囚われたという。
※こちらのインタビューは『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』より転載しています。
嘘をついてきた──わけではない。
「最高の作品です。ぼくにとっての代表作になると思います」
主演するドラマ、映画が公開されるたび、草彅剛は幾度となく、そんな意味合いの言葉を口にしてきた。
「いや、ホントに毎回自分の代表作だと思ってやってるんですよ。嘘偽りは一切なし」
それは本音でもあるだろうし、ひょっとしたら、制作の労苦をともにした仲間たちへの労りなのかもしれない。なにしろ、「いいひと。」で知られている草彅剛である。
さて、この『ミッドナイトスワン』は、彼に言わせれば「自分の集大成」なのだという。
「新しい地図を始めて3年目ということもあるし、以前とは違った、新しい環境での映画じゃないですか。なんかこう、自分の中に溜まったパワーみたいなものを出せたんじゃないかなと」
これまでもそうしてきたように、彼は作品と、作品に関わったすべての人たちに賛辞を贈っている。そこまでは、いつもの草彅剛である。