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少女に「こんなことしたらばれるよ」と言われ……
手口は乱暴だ。学校近くを自転車でうろつき、目当ての少女が出てきたところから尾行し、帰宅途中にわいせつ行為に及ぶというものだ。
1月6日夕に犯行に及んだ際は10代前半の少女の首を後ろから掴んで押し倒し、「服を脱げ」と命令しながら少女の体をまさぐったが、「こんなことしたらばれるよ」と言われて逃走したという。
たしかに周囲に防犯カメラはあり、池川容疑者の姿も映っていた。だが、少女の予言とは裏腹に、池川容疑者がすぐ捕まることはなかった。
後に「子供の体が好きだった」と捜査1課の取調官に打ち明けた池川容疑者だが、警察の手が迫ってこないことに気をよくしたのか、逃走劇の後にその暗い性衝動を抑えるどころか、新たな犯行に及び始めた。
エスカレートした犯行手口
池川容疑者が犯行をエスカレートさせ始めたのは6月ごろ。折しも新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が明けてまだひと月も経たないころで、感染者数の多い都内では、人通りも例年より少なく、普段よりも監視の目が少ない時期だった。
犯行の手口も洗練を重ねていた。1月の時点では路上で犯行に及ぼうとしていた池川容疑者だが、遅くとも6月以降は大胆にも少女の自宅で犯行に及ぶ作戦に切り替えたとみられる。