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WindowsやMacの画面をタブレットで広くする! 作業効率が上がる「サブディスプレイ」活用術とは

2020/09/25
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Windows同士の組み合わせなら「接続」アプリ

Windowsタブレット(右)をWindows 10マシンのサブディスプレイとして利用できます。タブレットに限らずWindows 10マシンであれば多くは対応します(筆者撮影)

 一方で、Windows PCとWindowsタブレットの組み合わせは、Windows 10に用意されている「接続」という機能を用いるのがお勧めです。「Miracast」という技術に対応していれば、たいていのWindows 10マシンで利用できます。ケーブル接続は不要で、ワイヤレスで動作するのが特徴です。

 この「接続」は、タブレットに限らずノートPCなど、Windows 10がインストールされている別のPCの画面を、サブディスプレイとして使えます。つまりノートPCを2台並べ、一方の画面をもう一方のノートPCの画面にまで拡張させて使えるわけです。受信側と送信側を入れ替えても使えてしまうのが面白いところです。

 ただしこちらは受信側で「接続」を起動して待機状態にした上で、送信側で相手を検出するという二段構えの操作が必要になるなど、前述のSidecarに比べるとやや煩雑なほか、マウスポインタの移動もワンテンポ遅れるなど、パフォーマンスはお世辞にも高いとはいえません。表計算ソフトやドキュメントなどを常時表示しておく用途なら実用的でしょう。

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あらかじめ受信側のマシンで、スタートメニューから「接続」を起動しておきます
続いて送信側のマシンで、右下のアクションセンターにある「接続」アイコンをクリック。受信側のマシン名が表示されたらクリックすることで接続が完了します

 なおWindows 10標準の機能ということで利用は無料ですが、Windows 10の新しいバージョン「May 2020 Update」以降は、設定の「アプリ」→「アプリと機能」→「オプション機能」から追加インストールが必要になります。「接続」という項目が見つからなければ、そちらを探してみてください。