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セクシャリティを勝手に誰かに伝えることは絶対にやめましょう

 セクシュアリティに関わらず、自分が誰かにやっと打ち明けられたことを、その相手が勝手に言いふらしてしまったら、深く傷つくことは十分に想像できますよね。その内容が特に、社会的に偏見や差別の対象となるものであるならばなおのことです。

 カミングアウトを【いつ・どのように・誰に対して・どの範囲で】するかは当事者が決めること。

・友人には伝えているけれど、家族にはカミングアウトしていない
・職場の信頼できるごく一部の上司にのみ伝えている

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 というような当事者の人が現に多く存在します。

 誰かにセクシュアリティをカミングアウトされたとしたら、また偶然誰かのセクシュアリティを知ることになったら、勝手に誰かに伝えることは絶対にやめましょう。

 もし心配でれば、「誰には伝えてあるの?」と確認するのもいいでしょう。

 そして、その人が何か手助けを必要としている様子であるならば、まずはその人と話してみて、どんなことができるのか一緒に考えていけるといいですね。あくまで相手の意志や気持ちを尊重することが大切です。

 知らないことで、誰かを傷つけてしまうことがある。

 このことはアウティングに限らず誰もが持っている可能性です。それでも、そんな可能性をできる限り小さくして、大切な人の気持ちも自分の気持ちも守れる人に増えていってほしいと思います。

 こちらのエピソードは読者の方よりお寄せいただきました。誠にありがとうございます。パレットークでは、随時みなさまからのエピソードを募集しております。ご協力いただけますと幸いです。こちらの応募フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScTxcGmpeMee6eDvdGrfWxW7ZqGFWLApxe6IHS2lmAd-5uSZA/viewform)からお待ちしております。

(漫画:ケイカ、編集後記:伊藤まり

 パレットークでは、「こうあるべき」を、超えてゆく。をテーマに、LGBTQ+、フェミニズム、多様性について、漫画やインタビューを通して発信している。

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