「当初、ラストコンサートである『アラフェス』は2日間で16万人を動員し、チケットやグッズ売り上げで20億円以上を見込んでいました。しかし通販で売っているグッズの売れ行きがこれまでと比べものにならないほど悪い。高価なグッズを売るには、コンサート会場で得られる高揚感がないと……」(音楽関係者)
無事に配信はされたが、やはりファンの心境としてはライブ開催とは比べるべくもないという。
「会場の制限がありませんから“観客”の数は増えるかもしれませんが、やはりファンの熱量は低めです。そして10月24日の事件で、『生ではなく収録なんだ』と改めて知らせた恰好になり、白けてしまっていた感じもあります。生ならではのハプニングやミスも期待できないとあっては、ファンのテンションも上がりようがありませんから。それにファンからすると自分たちの声援が届いている手応えがないのはやるせないでしょうね」(同前)
アラフェス後に注目が集まる“あるメンバー”
アラフェスが終了し、気になってくるのが活動休止後のメンバーの行く先だ。
「大野智(39)の芸能界引退は動かないでしょうね。元々は2017年に大野が、他のメンバーに『2020年で自分の嵐としての活動は終えたい』と言いだしたのが活動休止のきっかけですから。『嵐フェス』後の11月26日には40歳の誕生日を迎える。人気グループのリーダーを務めるのに疲れたのでしょう。五輪延期が決まって活動休止の延期も検討された時、有無を言わせずに却下した。しばらくは沖縄辺りで、大好きな釣り三昧の生活を送るはずです」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
芸能界に残ってジャニーズの一員として活動する残りの4人は、どうなるのか。
「『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のキャスターを務める櫻井翔くん(38)は安泰でしょう。頭もいいし、アイドルじゃなくても生きていける。慶大卒で、人脈も有りますから。政治家とかに興味を持たないことだけ祈っています(笑)。
ニノ(二宮和也・37)は役者として、ジャニーズの枠を超えて評価が確立しているから大丈夫。2006年に映画『硫黄島からの手紙』に出演してからは、映画界からの信頼も厚い。結婚もしているわけですから、マイペースで役者業に打ち込んでいくでしょうね。
相葉雅紀くん(37)は、本当は一番心配だったんです。いい子だけど、お芝居もうまくないし、頭の回転もそれほど……(笑)。だけど亡くなった志村けんに可愛がられて『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の後番組『I LOVE みんなのどうぶつ園』のメインMCに納まった。彼は嵐のなかでも好感度は抜群ですからね、バラエティ界の足元固めはできています」(女性誌編集者)
嵐の活動休止後も、それぞれ自分の信じた道を進んでいくメンバーたち。しかし松本潤(37)だけは今後の活動が不透明なのだという。