秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの婚約内定会見がおこなわれたのは2017年9月のこと。同年末に小室さんの母親の「借金トラブル」が報じられ、祝福ムードは一転、お二人のご結婚への動きは完全に止まってしまった。

 昨年11月に秋篠宮殿下が誕生日会見で、眞子さまと小室さんの結婚を「認める」と発言されたが、「小室さんは説明責任を果たしていない」「結婚一時金が目当てなのではないか」などと世間から上がる批判の声はますますエキサイトするばかりだ。

2017年の婚約内定会見

「文藝春秋」2月号では、国際政治学者・三浦瑠麗氏と社会学者・鈴木涼美氏が、眞子さまと小室圭さんの「ご結婚問題」をテーマに対談を開催した。

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 まず、二人が注目したのは小室さんのキャラクターだった。

日本のプリンセスを「月」と言い切るセンス

三浦 私が個人的に印象に残ったのは、お二人の婚約内定時の会見でした。眞子さまが小室さんに惹かれた理由として、「太陽のような明るい笑顔」を挙げられ、それを受けて小室さんは眞子さまを「月のように静かに見守って下さる存在」と譬えていたんですね。ああ、そういう旧い男女観なのか、と。自己愛が先に立つのだなと思いましたね。

鈴木 あれは驚きの発言でした。日本のプリンセスを、「自分の光が投影される月」だと言いきっちゃうってすごくないですか?

三浦 太陽の光がないと、月は輝けないですからね。

三浦瑠麗氏(国際政治学者)

鈴木 普通に考えれば、眞子さまにそんなことは言えないですよね。でも、そんなことが言えてしまう男に女は夢中になるんですよね。

三浦 そうそう、一部はね。

鈴木 これは一般的な男女分析ですけど、女医さんのような社会的地位の高い女性がホストクラブにハマる例は、昔から一定数あります。できるホストはたとえ中卒でも、女医さんに対して自分を卑下することなく、「お前は俺がいないと駄目だ」とあっけらかんと言えてしまう。自分より100倍も、学歴やお金がある女性に向かってです。この手の男に、やっぱり女は弱いですよね。そういう男をたくさん見てきた私としては、小室さんは似たタイプだなと感じました。だからこそ、「海の王子」にもなれたんじゃないですかね。