「結婚したいスポーツ選手」の女性部門では…
「試合中の石川はたしかに気迫十分で、冷徹な気配を漂わせることさえあります。でも試合を離れた途端、ほんとうに普通というか、穏やかで控えめな、どこにでもいそうな女の子に変貌するんです。話していても“アスリート”という感じがしないんですよね。他の選手の取材で緊張を強いられることも多いせいか、石川の存在は“癒し”で『守ってあげたい』という気持ちにさせられてしまう。それでつい、みんな応援したくなってしまう。伊藤や平野もチャーミングではあるのですが、現場での石川の愛され方は別格ですね」
石川を特別視しているのは、直に接する記者たちだけではない。「スポーツと結婚相手に関するアンケート調査」という、国内外の挙式サービスや衣裳・写真事業を展開する「ワタベウェディング」が2019年10月に発表したアンケート結果を見てみよう。
この調査の「結婚したいスポーツ選手」の女性部門で、石川は浅田真央(30)、渋野日向子(22)につぐ2位にランクインしている。トップ10に入った卓球選手は1人だけで、2016年の同調査の3位から1つ順位を上げている。2016年は2位に福原愛もランクインしていたが、連続で3位以内に入ったのは石川だけだ。
中国でウケた「感じのいいクラスメイト」感
さらに石川の人気は、国内に留まらない。“先輩”の福原が中国で人気者になっているのは有名だが、石川の人気もかなりのものだ。確かに中国版のツイッター「ウェイボー」のフォロワー数を見ても、500万超えの福原には遠く及ばないものの、石川のフォロワーは56万人以上。伊藤や平野のアカウントはほぼ休止状態で、中国での存在感には大きな差がある。「可愛(かわいい)」などコメントの寄せられ方もすさまじく、全日本選手権優勝を報告した時には、中国のファンから「おめでとう」と日本語のコメントも寄せられた。
石川も福原同様に中国語が堪能なことに加えて、その天真爛漫さが受けており、中国では「とても感じがいい幼馴染、クラスメイト」というようなイメージを持たれているという。